東京五輪 追加種目決定に各連盟から喜びの声

IOC=国際オリンピック委員会は3日、リオデジャネイロで開いた総会で、2020年東京オリンピックの追加種目として5競技18種目を一括承認しました。追加種目となったのは、野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目です。国民的な人気を誇る野球はソフトボールと統合した1競技として、2008年の北京大会以来3大会ぶりの復帰が正式決定しました。今回承認された種目の会場は野球・ソフトボールが神奈川県横浜市の横浜スタジアム、空手は千代田区の日本武道館、スケートボードとスポーツクライミングは江東区の青海、サーフィンは千葉県一宮町での開催案が示されていて、12月のIOCの理事会で承認を得られる予定です。
 IOCの決定を受けて各競技団体には喜びの声が広がっています。野球・ソフトボールは双方の団体の代表が集まって3大会ぶりの復活を喜びました。日本野球機構の熊崎勝彦会長は「大変喜ばしい。内心ほっとしているということに尽きる」、日本ソフトボール協会の徳田寛会長は「日本チームが金メダルを取れるように組織し準備しているので、ファンの皆さんにソフトボールや野球のうれしさを勝利してお届けできるように頑張りたい」と喜びを語りました。
 また渋谷区では、初めて種目に採用されたスポーツクライミングの関係者や選手が喜びを爆発させました。日本山岳協会の八木原国明会長は「スポーツクライミングはすごい勢いで伸びていて、これらが認められたと承知している」、ボルダリングの藤井快選手は「4年後に向けて自分自身頑張らなきゃいけないという気持ちも引き締まって、より良いモチベーションで臨めるなと思った」と話しました。
 同じく、初めて採用されたスケートボードの関係者も足立区で喜びの声を上げました。日本ローラースポーツ連盟の平沢勝栄会長は「(追加種目承認は)わが国はもとより、全世界のスケートボードの競技者、ファン、そして関係者にとって大きな喜びで、励みにもなるもの」、スケートボードの西村碧莉選手は「自分の滑りでスケートボードの楽しさを伝えられたらいいなと思う」と話しました。

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投稿日時:2016-08-04 14:38:00

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